とえるの備忘録

なんかいろいろ投げます。雑記とかデッキレシピとか

ウルティマノキエル

ウルティマをすこれ

 

 

Gゾーン

聖霊熾天使 ラファエル×4

聖霊熾天使 ノキエル×2

聖黒熾天使 ガウリール×2

聖黒熾天使 ヴェラトール・ターミナル×1

極天のゼロスドラゴン ウルティマ×1

エアーエレメント シブリーズ×1

聖霊熾天使 スリエル×3

聖霊熾天使 パラシエル×1

聖黒熾天使 エレレート1

 

G3 7枚

愛の狙撃手 ノキエル×4

パドラブル・フェニックス×3

 

G2 14枚

愛天使 ノキエル×4

ナース・オブ・ブロークンハート×4

天罰の守護天使 ラグエル(V)×3

聖火の守護天使 サリエル×2

黒衣の救済 アラトロン×1

 

G1 12枚

恋の守護者 ノキエル×4

シャドウレス エンジェル×4 <守護者>

黒衣の通告 ナキール×2

黒衣の鏡像 ハギーテ×1

ナース・オブ・スマッシュハート×1

 

G0 17枚

手当の守護天使 ペヌエル×1

幸せの鐘 ノキエル×4 <醒>

サージェリィ・エンジェル×4 <醒>

ドクロイド・リフロス×1<醒>

クリティカルヒット・エンジェル(V)×3 <☆>

サニースマイル・エンジェル(V)×2<治>

根治の守護天使 ラビエル×2<治>

 

最近使ってるエンジェルフェザーです。

以前流行った(?)GB8ノキエルがめちゃくちゃグロテスクになって帰ってきました。

以下解説になります。

 

◆他のエンジェルフェザーのデッキとの違い◆

ノキエルと言えば、現在ではギーゼの素体としてのイメージが強いかと思われます。実際ノキエルギーゼも強いと思うのですが、

 

・Pスタンの環境に大きな影響を持つルアードに対して、Diabloぶっぱで殺されるという大きな不安材料を持つ

・同じく環境に顔を出しているエイゼルに対して、ネオンギーゼの「ダメージトリガーが乗らない」というデメリットが重たい

耐えるだけなので面白くない

 

という懸念材料が存在します。なお、ウルティマを強く使うのであればガウリールも選択肢ですが、

 

・デッキ全てがコンボパーツなためVシリーズのカードを投入する隙間を確保しづらい

・受けで使えるリソースが少なすぎてゴリ押しされやすい

 

という懸念材料があるため、上記二つの不安を解決できる「ノキエルでウルティマを使う」デッキタイプを採用しました。

 

◆コンセプト解説◆

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ノキエルのリソースとブロークンのパンプによって相手の攻撃を凌ぎ、山を削ってウルティマで一気に点を詰めて轢き殺します。

Vシリーズになってからのトリガーのパンプ量の増量、及びガーディアンのコールの仕様変更などにより、ウルティマは現段階での最強のゼロスドラゴンと言っても過言ではありません。

中でもこのデッキで山を削った際のウルティマの威力はすさまじく、妨害さえ受けなければたとえ相手が0点であっても一気に6点まで詰められるほどの要求が出ます。 

耐久して山を削って一気に詰める、という動きは、冒頭で述べたGB8ノキエルのそれと同じですが、GB8ノキエルはそのデッキの性質上Gゾーンのルートが著しく限られるのに対し、ウルティマはGゾーンを3枚開けさえすればいいので、GガーディアンやGユニットの選択が広いのが魅力です。

皆さんご存知かとは思いますが、一応このデッキが目指すキルルートを具体的に記載しておきます。

 

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ダメージにサージェリィ1枚、リア裏にサージェリィ2枚、前列にアラトロン+他のユニット、山札の枚数4枚

盤面と山札を上記のように整えたら、

1.ウルティマでドライブ(山札の中に2枚以上醒があるなら先にリアから殴っても良いです)

2.山を1枚にしたらアラトロン+サージェリィラインで殴り、サージェリィ効果起動。ダメージのサージェリィを落とし、救援でダメージチェック。

3.アラトロンの効果でダメージからサージェリィを広い、アラトロンの裏に。この時ダメージチェックでサージェリィが出ていれば2の動きを繰り返し、サージェリィ以外が出たらもう片方のラインでアタックしてサージェリィを起動し山に帰す。これにより山札がサージェリィで確定する。

4.サージェリィ確定の山札になったら、前列ユニット→アラトロンの順で殴る、サージェリィ起動で前2体スタンド、アラトロンの裏に落としたサージェリィを回収、の動きをCBが尽きるまで繰り返す。

 

このような形で動きます。俗にいうアラトロンサージェリィループです。

ウルティマの場合はアラトロンだけでなくもう一方のリアも起きる上、一回ごとにトリガーのパンプが乗りますので、よほどダメトリが重ならない限り使ったら勝てます。

 

とは言うものの、この状況を作り出すには、パーツを集める作業と山札を削る作業を行わなければならず、その間相手の攻撃に耐えなければなりません。

GB8ノキエルはそこがシビアでしたが、今回の追加により、パーツ収集も山札削りも劇的に行いやすくなっています。詳しくは採用ユニットを見ながら解説していきたいと思います。

 

◆採用ユニットについて◆

ノキエル各種×4は固定です。新規の守護者ノキエルもありますが、このデッキでは守護者よりもG1ノキエルの方が強い+ウルティマで詰める段階で引が入ってると邪魔なので採用していません。

その他はまぁ大体普通のノキエルって感じの採用なので、新規や見慣れないユニットだけ紹介していきます。

 

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天罰の守護天使 ラグエル(V)

今回の追加で一番のぶっ壊れユニットです。真面目にエンジェルフェザーの根幹を揺るがした1枚だと思っています。

今までのエンジェルフェザーは、ダメージに対して干渉することは出来ても、墓地に対して干渉することはほぼ不可能でした。

しかしこのユニットの登場により、ガードで切ったパーツや、救援で落としたパーツを自由に盤面に持って来ることが可能になりました。

特にガードに切ったユニットを回収できるのが大きく、ブロークンやサージェリィといった重要なパーツをガードで切っても、後から盤面に戻すことが出来るため、序盤のガード値のやりくりが劇的に改善されています。

他にもサリエルでサーチしたカードをそのまま落として拾ったり、前のターンに使用したG1ノキエルを盤面に戻し、G4ノキエルで一緒にダメージに送ることで再利用したりと、無限の汎用性を誇ります。

それだけにどのユニットを拾うかはしっかり考えないといけません。雑に使わず、大事に扱いましょう。

枠の関係上3枚しか投入していませんが、他の枠を削ってでも4枚入れる価値のあるユニットです。

 

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パドラブル・フェニックス

なんやコイツ…っていう感じの謎の生き物ですが、ノキエルとの噛み合いで選択しました。

除去が飛んでこない限りG1ノキエルでダメージゾーンをシコシコしていれば絶対に負けないノキエルですが、それらに負けうる唯一の要素にガード制限があります。

現環境だとエイゼルのヘリオスとかですね。また、次の環境で出てきそうなグレートネイチャーもゾーアと新バイナキュラスで似たようなクソゲーかましてきます。

Gガーディアンで止めようにも、エンジェルフェザーには大きなガード値を出すGガーディアンが少なく、トリガーのパンプ値も相まって3枚切らないと止められない…なんてことも珍しくありません。

最初はザラキエルでプロテクトを拾おうとしていたのですが、ウルティマに乗るにはどうしたってノキエルに乗り続けてる方が都合がいいので、どうしたもんか…と考えて、白羽の矢が立ったのがこのユニットです。

ダメージゾーンに守護者を置くことで、ガード制限をすり抜けて守護者をコールすることができます。ヘリオスがパワー80000とかで殴ってきても余裕です。

単にガード制限対策だけではなく、実質的に盤面をガード値に変換する動きであること、ダメージから動かせないG1ノキエルを直接引っ張ってこれること、山を掘りつつブロークンを誘発できること、超越コストとして切ったこのユニットをラグエルで盤面に拾うことが出来ることなど、様々な面でシナジーを形成しています。

グレードのバランスを考えて3枚にしていますが、実質的に完ガやG1ノキエルに化けるナキールみたいなものなので、ナキールを減らして4枚もアリだと思います。

このユニットを使う為、守護者は手札コール以外でも誘発する7k完ガを採用しています。

 

 

 

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黒衣の鏡像 ハギーテ

非常に邪悪なテキストをしています。5点入っている時にウルティマでV裏に呼んでくると、なんとウルティマで使ったCBを回復しながら前列の☆が2つ増えます。

相手がツッパしてハンドが薄いときは、このユニットで☆を増やしてさっさと襲うのも手です。積極的に狙うプレイではありませんが一応覚えておきましょう。

さてこのユニット、見ての通りダメージチェックを行いつつ山を2枚掘るのでウルティマと非常に相性がいいんですが、ターン1制限がついているため連続して行うことができませんでした。

ですが私たちにはラグエルがいます。踏みつぶしたハギーテをラグエルでコールすればもう一度テキストを使うことが出来ます。ラストターンはこの動きをラグエルの枚数分繰り返すことによって、高速で山を掘ることが可能です。

もちろんダメージチェックもその分発動するので、ウルティマのパンプが乗って横の生き物がどんどんゴリラになっていきます。

メインで救援をする手段があるガウリールはともかく、ノキエルでウルティマを使うのであれば、1枚は絶対に欲しいユニットです。

 

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ナース・オブ・スマッシュハート

他のユニットと違い派手さはありませんが優秀なユニットです。

コストにソウルブラストを要求するので、ライドで消費したユニットを吐いてラグエルで拾えます。

また、スリエルから誘発して相手ターン中にドローが出来たり、ウルティマターンにハギーテから誘発することで1枚単位の山の調節が出来たりと、非常に器用な動きが出来ます。

ハギーテのように必須ではないですが、無駄にシシルス増量したりするよりは確実にこっちの方がいいです。

 

ここからはGゾーンのカードの解説です。

 

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聖霊熾天使 ノキエル

非常に柔軟性の高いテキストで、もともとやることの多かったGユニットですが、ラグエルをダメージに送って手に帰すことが出来るため更にやることが増えました。サリエルやらG2ノキエルの登場時効果を使いまわしたり、ブロークンやパドラブルを盤面に引っ張ってきたりと、プレイヤーの思考力が試されるユニットです。

ハギーテとの兼ね合いで、ラファエルを噛まさずノキエルに2回乗るルートも考えられるので2枚採用しています。

 

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聖霊熾天使 ラファエル

お馴染みクソ遅延ユニットです。とは言うものの、ウルティマがGゾーンの枚数を要求しないこと、ノキエルに乗りたいタイミングが増えたことにより、出番はだいぶ減ると思います。

それでも無償で1ダメージ回復は死ぬほど強いのできっちり2セットいれましょう。

 

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聖黒熾天使 ヴェラトール・ターミナル

ウルティマより遅いくせにウルティマより弱いカードです。表にできるCBが少ない場合や、あまり無いですがG3ノキエルがボトムに沈んで拾えず究極超越のコストが確保できない場合などは、ラファエルで遅延するだけ遅延してこちらに乗って襲います。

いうて3~4点入っていればウルティマにこだわらずともこちらで十分沈められます。

 

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聖黒熾天使 ガウリール

山を掘りたい場合に使います。それだけです。

それだけなんですが、山を掘らないと勝てないデッキなので、掘れるだけで十分です。

 

Gガーディアンについては解説することもないので省略します。スリエルで気持ちよくなりましょう。

 

 

◆他デッキとの相性◆

 

・ブラスター

有利対面ですが、相手のドライブが強いとたまにブロークンが間に合わずいかれることがあります。

完ガを握れるように祈りながら点を止めてノキエルでパーツを集めていきましょう。

ちなみにこの対面ではラファエルで点を回復すると☆が絡んで永遠に5点になれない可能性があるのでラファエルへ乗るのは極力避けます。6:4~7:3くらい

 

・エイゼル

後攻とって5:5~4:6という感じでした。触れる領域にブロークンが来ればなんとかなると思います。

先攻取ったエイゼルはPスタンの環境においては災害に等しく、ワンダーエイゼル絡めて前列6枚とか並べて殴られたらいくら点止めようがどうしようもないのですが、ブロークンハートのクソレズパンプのお陰で後攻とっても一番やりやすいデッキになっています。

ヘリオスはパドラブルでケア可能です。テキストを確認してもらって絶望してもらいましょう。

先攻取ると超越を先に貰うか先に3ノキエルに乗るかの2択ですので超有利対面です。7:3~8:2くらい付くと思います。

 

・アンカーアサシン

ほぼ五分ですが、若干こっちが有利くらいの対面だと思います。点を入れないデッキなのでノキエルのテキストが使えずストレスが溜まるものの、とりあえずブロークンを裏に1枚置ければグウィンをメインに積んでいない限り超越せざるを得ないためデスアンカーが使えないです。普通にサージェリィ起動してブロークンで殴っていき押し切るか、こらえ切れずにブロークンが残ったままアンカーアサシンを起動したところに1ノキエルを重ねて耐え、返しのターンで殺します。プロテクトいっぱい持たれますが点さえもらえてるなら基本勝てます。5.5:4.5~5:5くらい。

 

・アンジュ

不利対面です。先攻で超越取られるのもそうですが、アンジュのキチガイテキストのせいで毎ターン2枚ブロークンが盤面から剥がされるので相手の連パンを受けきれません。

がんばってブロークンを3面集めなんとか5点貰って耐え、ウルティマで☆を盛りつつハギーテで横をパンプしてスタンドの捲りが強いことを期待して殴りましょう。しかし相手は守護者を6枚ヒールを8枚積める上にGガーディアンにエリーとかいうぶっ壊れGガーディアンがいるのであまり期待できません。

3:7~2:8くらい。

 

・リンク、かげろう

伝統の不利対面。まぁここが取れるようになると無敵のデッキになってしまうのでしょうがないですね。

かげろうの方はラグエルでブロークンで拾えるので相手のディナイアルを吐かせてウルティマでワンチャンあるかな?といった感じです。ドリームライトとかコネルを積めばそこまで絶望的にならない霊感はあります。

リンクに勝ちたいなら別のデッキ握るか相手の家族を人質に取ってください。

この前結果を残したかげろうの方はまだ少数ながらいるとは思いますが、リンクは追加も来てないし環境に不利対面が多すぎて絶滅危惧種だと思いますので割り切ってあんまり気にしない方がいいです。

貫禄の1:9です。ウルティマを信じて全ツしましょう。

 

大体こんな感じです。要するに殴り合いをしてくるデッキに強く妨害系のデッキに弱いです。

大会だとどちらかと言えば殴り合いをしてくるデッキのシェアが大きい傾向がありますので、他のデッキより不利な対面を踏むことは少ないかと思います。その代わりに少数ながら確実にいる無理な相手は本当に無理なので、シングルで持ち込むのは結構勇気がいると思います。Pスタンのトリオとかあればいいんですけどね……

使ってて楽しいデッキですし、プレイも鍛えられますので、スタンの単調なゲームに飽きた人にはお勧めしたいです。

 

今回はここまでにします。エンフェは解説することが多いのもありますがそれにしたって長すぎるのでもうちょい簡潔にまとめられるように頑張ります。